突然ですが問題です!

活発な小学5年生のスポーツキッズ男子に必要な1日のエネルギー量は次のうちどれでしょうか

1 1,500kcalくらい

2 2,000kcalくらい

3 2,500kcalくらい

答えは3!

運動習慣がある高学年男子は1日2,500kcalくらい食べる必要があるんです。

これは、なんと!

デスクワーク中心の30〜40代男性と同じくらいの量。

実は、小学生アスリートに必要な食事は大人とあまり変わらないことはご存知でしたか?

むしろ、大人よりも多く食べる必要がある場合もあります。

実際どのくらい食べる必要があるの?

運動習慣がある小学生(10〜11歳)の1日に必要なエネルギー量は

男の子

2,500kcal/日

女の子

2,250kcal/日

運動習慣がない同級生のお友達と比べて、約2割も多く食べる必要があります。

これがどのくらいの量なのかを

チェーン店の

牛丼並盛(約640kcal)で例えると

男の子:4杯/日

女の子:3.5杯/日

「そんなに食べる必要があるの!?」と驚く方も多いかもしれません。

まだ小学生なのに、なぜこんなたくさん食べる必要があるのでしょうか?

それは体の成長に必要な分とスポーツで消費する分を合わせたエネルギーと栄養素をしっかり補給する必要があるからです。

ご飯の量が足りないとどうなる?

ではスポーツキッズに必要なエネルギーと栄養素が不足するとどうなるのでしょうか。

 ご飯をしっかり食べているつもりでも、体に必要なエネルギーより運動で消費するエネルギーの方が上回ってしまっているとエネルギー不足となります。

そのエネルギー不足の状態が続くと

・体が大きくならない

・筋肉がつかない

・骨が丈夫にならない

など体の大事な基礎づくりに影響する可能性が高く、いざパフォーマンスを発揮したいときに、怪我故障をしやすくなり選手生活を長く続けることができなくなってしまいます。

いつものお食事で丈夫な体づくりを

ちなみに、学校給食で出されているエネルギー量は

小学生(10〜11歳) 780kcal

管理栄養士が考えた献立でいろんな食材を食べられるのでとても助かりますよね!

残りの分はお家でとる必要がありますが、もちろん大切なのはエネルギー量だけでないことは忘れずに。

例えばファーストフードはバーガーとサイドメニュードリンクの選び方次第で1食で1000kcalオーバーなものもありますから、ただ単純にカロリーだけとればいいわけではありません。

でも難しく考えなくても大丈夫!

手間暇かけずに栄養をとる方法はたくさんありますよ。

長く活躍する選手を目指すためにも、お子様の成長ピークを迎える前後に必要な栄養素が十分にとれるようしっかり管理をしてあげたいですね。